勧工寮葵町製糸場図面3D化プロジェクト学生チーム 第12回 ソリッドワークスで煮繭台作り
今日は煮繭台の内部構造の解釈とソリッドワークスで部品作りを行いました。
煮繭台とは、文字通り繭を煮る台です。繭から糸を繰るためには、まず繭の周りある糊のような役目をしているタンパク質を溶かす必要があります。そのための工程が煮繭(しゃけん)です。
葵町製糸場の煮台はレンガで作られていました。レンガは近代化の流れで日本に入ってきたため、当時の職人にはあまり馴染みのないものだったのではないかと考えられます。
そのためか、煮繭台の図面はレンガを一つ一つどのように並べて、一段一段どのように積んでいくかというパラパラ漫画のようになっています。
この図面から、中にはどんな穴が空いているのか、その穴の意味は???と解釈しているのですが、この解釈が難しいです。
資料を見たりみんなで話し合いながら解釈をし、ソリッドワークスで復元しています。
わからないこともあったり、ソリッドワークスの操作に苦戦する場面もありますが、頑張ります!
勧工寮葵町製糸場図面3D化プロジェクト学生チーム 第10回 ソリッドワークスで部品作り
前回に引き続き、ソリッドワークスで部品を作っていきます。
実際に作り始めてみると、寸法が分からない!とか、この部品ってどうやって作るの???とか、大混乱です。
まだまだ、地道な作業が続いていきそうですが、頑張っていきます!
勧工寮葵町製糸場図面3D化プロジェクト学生チーム 第9回 ついに!ソリッドワークスで3D化本格始動
これまで、地道に、図面から構造を読み取ったり、読み取った構造を部品ごとに分ける作業をしてきました。
そして!
第9回目にしてようやく、3D CADソフト「ソリッドワークス」を使って、3Dの部品作りが開始しました!
また、今回は、機械システム工学科の学部2年生 4名が参加してくれました。
彼らは、CAD授業の課題として、私たちのプロジェクトを選択してくれたんです!
技術補助の大学院生1名も新たに加わり、頼もしいメンバーが増えてきました。
7月末に課題を提出できないと大変なので、ここから急ピッチで取り組んでいきます!!
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本日(6/25)は、メンバー全員で情報共有の会を開きました。新たな仲間も増えてにぎやかになってきました。
私たち学生チームは、学部1年生から博士3年生までの幅広い学年で構成されています。
なかなか空き時間が合わないことも多いですが、楽しく活動できるプロジェクトを目指して頑張っていけたらなと思います!
勧工寮葵町製糸場図面3D化プロジェクト学生チーム 第八回 部品の整理
葵町製糸場図面3D化プロジェクト八回目です。
今回は操糸台と駆動部分の部品を分けて、整理する作業をしました。
駆動部分は約40個ほどのパーツからできていることが分かり、これをもとにソリッドワークスで作っていきます。
梅雨に入り、気分や体調がもやもやする日もありますが、頑張っていきましょう。
博物館に応援のコメントをくださった方もいらっしゃり、とても嬉しいです!
ありがとうございます。頑張ります!
勧工寮葵町製糸場図面3D化プロジェクト学生チーム 第七回 助っ人参上
葵町製糸場図面3D化プロジェクト七回目です。
今回は製糸場の要でもある繰糸機(そうしき)の図面を読みとり、数値をひたすら抽出していきました。
繰糸機について説明すると、煮沸した繭を繰糸機にセットすることで、水車から伝わってきた動力によって糸を紡ぎ、また綾振(あやふり)といって糸を均一に形成するという動作も同時に行うことができる機械です。製糸場ではこの繰糸機という機械が何台も置かれ、生糸を大量生産してきたようです。
↓繰糸機の図面の一部
今回は他のメンバーが他用でこれなかったため二人での作業となり、進捗は困難を極めるだろうと覚悟していましたが、たまたまいつも作業をしている博物館にいた友人二人に手伝ってもらい、なんとか繰糸機の図面から寸法を抽出し終えました。
↓寸法を書き起こし終えた図面
次回はついに3DCADソフトで繰糸機を作成し、動かせたら良いな…と思いますが、まだまだソフトの操作に慣れていないので長い道のりになりそうです。頑張っていきましょう。
勧工寮葵町製糸場図面3D化プロジェクト学生チーム 第六回 ブログ開始!
勧工寮葵町製糸場図面3D化プロジェクト 学生チームの活動が
今日で第六回を迎えました。
4月から毎週土曜日に集まり、図面の読み取り、数値の抽出作業を行っています。
今日はデジタル化に挑戦。
3DCADソフトに仮に抽出した数値を入力してみましたが、
なかなか数値が合いません。綺麗にあわせるのは思ったよりも難しいです。
地道な作業は、まだまだ続きます。
道のりは長いが、がんばろう。