勧工寮葵町製糸場図面3D化プロジェクト学生チーム

東京農工大学科学博物館で行っている、明治初期の製糸工場図面を3D復元するプロジェクトです。

勧工寮葵町製糸場図面3D化プロジェクト学生チーム 第12回 ソリッドワークスで煮繭台作り

今日は煮繭台の内部構造の解釈とソリッドワークスで部品作りを行いました。

煮繭台とは、文字通り繭を煮る台です。繭から糸を繰るためには、まず繭の周りある糊のような役目をしているタンパク質を溶かす必要があります。そのための工程が煮繭(しゃけん)です。

 

葵町製糸場の煮台はレンガで作られていました。レンガは近代化の流れで日本に入ってきたため、当時の職人にはあまり馴染みのないものだったのではないかと考えられます。

そのためか、煮繭台の図面はレンガを一つ一つどのように並べて、一段一段どのように積んでいくかというパラパラ漫画のようになっています。

この図面から、中にはどんな穴が空いているのか、その穴の意味は???と解釈しているのですが、この解釈が難しいです。

資料を見たりみんなで話し合いながら解釈をし、ソリッドワークスで復元しています。

 

わからないこともあったり、ソリッドワークスの操作に苦戦する場面もありますが、頑張ります!